今、電気自動車の高性能化競争が激しい!

0 Posted by - 2016年12月28日 - Racing

2008年にシリコンバレーから世界に衝撃を与えたテスラ・モーターズのスポーツEV「テスラ・ロードスター」が発売され、それまで多くの人が電気自動車に持っていた「力がない」「長距離を走れない」というネガティブなイメージを払拭しました。

それから8年の月日が流れ、テスラ社は、高性能電気サルーンカー「モデルS」を2010年の発売を順調に伸ばし、いよいよ自動運転の実用化を法的な段階まで進めています。さらに3万ドルEV「モデル3」が2018年発売予定となっています(技術的な問題ではなく、アフターサービスのキャパシティ拡大の為、さらに発売が延期されるのではないかと囁かれている)

そんなテスラを見ているライバルメーカーも黙ってはいません。

ルーシッド・モーターズ(Lucid Motors)というメーカーを聞いたことがある人はあまりいないと思います。元々の社名は「アティエヴァ(atieva)」という名で、2007年にテスラ・モーターズ元取締役ベルナール・ツェー氏とIT企業大手のオラクルの元社員の2人で立ち上がったシリコンバレーのベンチャー企業です。

彼らはさらに「モデルS」チーフエンジニア、ピーター・ローリンソン氏をメンバーに迎え入れ、さらに三井物産、中国の北京汽車の支援を受けながらEVセダンの開発がスタートしました。

「エドナ(Edna)」は、彼らの技術力の高さを証明するためのテストモデルです。ベースは「メルセデス・ヴィトー」という商用バンに自社開発の900馬力/4WDの駆動システムをインストールしたものです。

テスラを始め、日産GT-R、ダッジ・バイパーといった高性能カーと加速競争で勝利しています。

10月に現在の社名である「ルーシッド・モーターズ」に名を変更し、開発は急ピッチに進み12月中旬にサルーンEV「エア(Air)」を公開しました。

テスラモデルSより30%増量したサムスンSDI共同開発したバッテリーシステム(航続距離640km)と最高出力1000馬力の駆動システムを搭載しています。走行性能は、0-100km/h加速が約2.5秒という市販されているどのガソリン車よりも速い加速性能が備わっています。

同社はAirはラグジュアリー、スポーツ、コミューターのニーズを満たすとアナウンスしています。インテリアは開放的なデザインをとっており、エグゼクティブモデルでは後部座席がまるで飛行機ののファーストクラスのそれと同様にリクライニングする機能が備わっています。ドライビング・インターフェースは、3画面で構成されたデジタルモニターでクルマの状況、周囲のインフォメーションなどの情報が確認できるようになっています。センターコンソール下にある大型パネルにてナビゲーションからエアコン、サンルーフなどの快適装備の操作が可能となっているそうです。
テスラ同様にスマートフォン向けに専用アプリが用意されているそうです。

先進技術として、自動運転を可能にするための短距離、長距離用レーダー、カメラを装備しており、発表会での試乗会でデモが行われました。

映像で見る感じでは、テスラの自動運転モードよりもハンドル捌きがかなりスムーズに見えますね。生産開始は2018年を予定しており、価格は10万ドルから。

ここ数年で急速に経済発展を遂げた代償として深刻な大気汚染が国内のみならず日本を含めた近隣諸国でも問題になっている中国では打ってつけのクルマではないでしょうか?

公式サイト:https://lucidmotors.com/